リストタグの余白やリストマークについて

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リストの横並びメニューを作る上で、リストタグの特性を確認しておこうと思います。

また、メニューおあずけなのね……

すみません^^;



リストタグの特性を確認してみよう

リストタグには、なにもしない状態(デフォルト)では、マークが付いていたり、番号が付いていたりし、文字下げの余白が設定されていたりします。それも、そのはずで、本来は、何らかの項目を見やすく、また順序だてて表示をしたい時に使うものなので、それが、普通の文と同じ表示では、意味がないからです。
しかし、リストタグを使ってメニューを作る場合、この設定は、ちょっと邪魔になりますよね。(もちろん、デフォルトのままでメニューを作ってもいいんですけどね^^;)
今回は、リストタグの余白やリストマークについて、改めて確認をしていきたいと思います。

リストタグ・デフォルトの余白

リストタグ余白説明図

↑↑↑上の図のソースは、下記の通り。→以前の記事で作ったメニューです

<ul>
  <li><a href="../step1/hazimeni_1.html">Curry-Udon</a></li>
  <li><a href="../step1/hazimeni_1.html">Nabeyaki-Udon</a></li>
  <li><a href="../step1/hazimeni_1.html">Pescatora</a></li>
</ul>
<p>なに「うどん」がお好きですか?</p>

下に書かれている赤い文字『なに「うどん」がお好きですか?』の部分は、【pタグ】です。これと比べると、上のリストタグは、左側にかなりの余白が取られていることが分かります。

各ブラウザによって若干の違いはありますが、このように、リストタグの左側には、デフォルトの余白設定があります。

リストタグの余白・参考図

↑↑↑上の画像は、デフォルト設定のまま、フロートを使い、リスト項目【<li>~</li>】を横並びにしたものです。思いっ切り左側に意図しない余白が出来、邪魔をしてくれます^^;

では、この余白が邪魔な時は、どうすればいいのでしょうか?

リストタグの余白を取り除く

使用前、使用後のサンプルページは、こちらからどうぞ!

方法 その1 CSSで全体をリセット

こう言った余白は、リストタグだけでなく、他のタグにもあります。なので、それを一括でリセットしてしまう方法。
CSSのリセットです。
一番簡単なのは、1カラム2カラムのページ作成時にも使った、アスタリスク【*】(全称セレクタ)を使ったリセットです。

*{
  margin:0;
  padding:0;
}

この方法の賛否を含めた詳細説明は、今回は、省きます。また、改めて書きます。
お急ぎの方は、CSSのリセットで検索してみてね!

ちゃんと(?)書きましたので、ご参照ください。→CSSのリセット

方法 その2 項目ごとに、その都度リセットをする

一括でCSSのリセットを行わない場合は、それぞれの場面で、設定をします。

ul{  
  padding-top : 0px;
  padding-left : 0px;
  padding-right : 0px;
  padding-bottom : 0px;
  margin-top : 0px;
  margin-left : 0px;
  margin-right : 0px;
  margin-bottom : 0px;
}  
もしくは、
ul{
  margin : 0;
  padding : 0;
}


リストタグの余白リセットとリストマーク

余白のリセットをすると、リストマークは消えるの?

リストマークの説明参考図

↑↑↑の画像は、【ul】のマージンとパッディングに、4方向とも【0px】の値を設定したものです。

ul{  
  padding-top : 0px;
  padding-left : 0px;
  padding-right : 0px;
  padding-bottom : 0px;
  margin-top : 0px;
  margin-left : 0px;
  margin-right : 0px;
  margin-bottom : 0px;
}  

凄いじゃん! リストの余白をリセットすると、リストマークも消えるんだ!

消えませんよ!
消えているような気がするだけで、実際には消えていません。

↑↑↑上の画像「パターン1」では、単に、リストマークの表示スペースが奪われてしまっただけなのです。

では、リストマークの動きを実験をしてみます!

まず、「パターン1」に、左側にパッディング40pxを指定した親ボックスを設けてみます。

HTML
<div id="menu2"><!--←←左側にパッディングを指定した親ボックス-->
<ul><!--←←パターン1と同じ設定のリスト-->
  <li>月見うどん</li>
  <li>たぬきうどん</li>
  <li>天ぷらうどん</li>
  <li>鴨南そば</li>
  <li>カレーうどん</li>
  <li>鍋焼きうどん</li>
  <li>ペスカトーレ</li>
</ul>
</div>
CSS
#menu2{
  padding-left : 40px;
/*--------------------以下は見易いように設定*/
  border-width : 1px;
  border-style : solid;
  border-color : #0080c0;
  width : 400px;
  margin-bottom : 50px;
}
/*--------------------パターン1と同じ設定*/
#menu2 ul{
  padding-top : 0px;
  padding-left : 0px;
  padding-right : 0px;
  padding-bottom : 0px;
  margin-top : 0px;
  margin-left : 0px;
  margin-right : 0px;
  margin-bottom : 0px;

  background-color : #f4faff;/*見やすいように設定*/
}
#menu2 li{  
  font-size : 120%; 
}
表示画面
リストマークと余白説明画像

へ!?
なんか、リストマーク、越境してない?

はい・・・・・
親ボックスに指定したパッディングに、勝手に、登場しています(>_<) ↓↓↓の画像をご覧ください。 上と下の唯一の違いは、リストマークを非表示する設定をしたか、しないか、です。

リストマークと余白の説明画像

このように、リスト【ul】に対し、余白をリセットしていても、リストマークは、左側に余裕があれば、領域を飛び越えてでも、登場してしまうようです。

リストマークの非表示の指示を受けてないんだから、
1ピクセルでも隙間があれば俺は、登場するぜ!

って感じなのでしょうか? 非常に忠実なようですね?

親ボックスの左側の余白設定を、パッディングからマージンに変えても、リストマークは、同じような動きをします。
サンプルページは、こちらからどうぞ。
リストマーク説明画像

結論

余白のリセットとリストマークの表示・非表示は別物。
リストマーク、いらない! と思ったら、
忘れずに、【ul】に【list-style-type : none;】の指定をしましょう。

ul{  
  list-style-type : none;
}

消えたリストマークを表示させる方法

マジシャンかよ……(-.-)

CSSのリセットで、あらかじめ余白もリストマークも表示させないようにしている場合に、リストマークを表示させたい! と思ったら、どうするか?
なんとなく、もう、お分かりだと思います。
リストマークを新たに設定し、左に余白を取れば、解決。

ul{
  list-style-type : square;/* リストマークの種類を記述←これは黒四角■ */
  padding-left : 2em;/* 左側の余白を設定 */
}

最新バージョンの各ブラウザ(Firefox、Opera、Internet Explorerのみ試しました)では、元々のリストマークは、左のパッディングに含まれていました。なので、この場合(リセット後リストマークを表示させる場合)も、バッディングで指定すればいいと思います。数値は、お好みで、どうぞ。

リストマークについては、こちらの記事もご覧ください。

 


なんか、やるやる詐欺みたいになってますが、
次回こそは、横並びメニューをやりますよ!ホントだよ!

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